近年、人材不足を背景にAIを導入するコンタクトセンターが増えつつある。そのような中、実際にAIを導入したコンタクトセンターではどのような点が改善されたのか。ビーウィズ(東京都新宿区)が調査を実施した。
AI導入によって改善を期待する、もしくは期待したことについて、最も多い回答は「応対品質」となり42.0%に上った。以降は「対応の生産性」(32.0%)、「オペレーターの処理スキル」(30.0%)という結果に。
AI導入によって改善を実現できた際の成功要因は、「ベンダーが経験豊富で提案がよかったこと」が最も多く、60.6%を占めた。その他、「導入時の研修を充実させたこと」「既存業務フローを一から見直したこと」がそれぞれ39.4%で上位となった。
導入を検討中または検討予定のAIサービスを聞くと、「ボイスbot」が最多回答となり63.4%に上った。その他、「カスハラ対策」(36.6%)、「AIチャットbot」(32.7%)が続いた。また、合わせて98.0%がさらにAI活用を推進したいと考えていると回答し、AI活用が一般化しつつある状況が明らかになった。
調査は1月7〜8日にインターネットで実施。AI活用をしているコールセンターに勤めるスーパーバイザー・マネージャー103人から回答を得た。
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