新年度を控え、2027年卒のインターンシップ募集を始める企業も多い中、ITエンジニア向け学習プラットフォームなどと手掛けるpaiza(東京都港区)が、ITエンジニア志望学生の「インターン人気企業ランキング」を発表した。ITエンジニア志望学生は、どのような動機から、どんな企業を選んだのか。
ITエンジニア志望学生のインターンシップ人気企業ランキングの1位は「任天堂」となった。2位は「ソニー(SONY)」、3位は「富士通」と続いた。その他「NTTデータ」「LINEヤフー」などが上位にランクインした。
選択した企業のインターンシップに参加したい理由は「有名・人気な企業だから」が最も多い結果に。学生にとって知名度や人気が高い企業を選ぶ傾向が見られた。「技術力・スキル向上」「業界や業種の理解」といった理由も上位になった。
26卒と27卒の回答結果を比較すると、27卒は「会社の雰囲気を知りたいから」「仕事内容について理解を深めたいから」「就活に使える経験(ガクチカ)を積みたいから」と回答する人が多い傾向となった。
新卒採用の選考早期化による選考期間の長期化が影響し、インターンシップが就活に使える「経験(ガクチカ)」を積む場としても採択されるようになってきているためと考えられる。
希望するインターンの形式については「短・中期型のインターン」が最も多かった。26卒と27卒を比較すると、「短・中期型のインターン」と回答した26卒は55.5%に上った一方、27卒は38.7%と10ポイント以上下回る結果に。「短・中期型のインターン」から、より社員と関わる機会の多い「ハッカソン式インターン」へ回答が移行したと考えられる。
26卒はどれくらいインターンに参加したのか。80%が2社以上と回答し、22.9%が6社以上のインターンシップに参加したことが明らかに。1社のみとした人は20%にとどまった。また、インターンの形式にかかわらず、「開発経験」や「開発環境」「技術面」に魅力を感じた場合、志望度は上がる傾向となった。
paizaは「従来重要視されていた『職場や企業を知ること』に加えて『実際の技術に触れ、開発経験をはじめとするその企業でしか得られない経験を積むこと』がインターンシップの内容に求められていると考えられる」とコメントした。
調査は2月10〜27日にインターネットで実施。2026年度卒業予定学生142人、2027年度卒業予定学生133人から回答を得た。
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