最後に、新入社員に限らず「何を言っているのか分からない」とよく言われる人は、もっと文型を意識して発言するようにしよう。そのためのポイントを5つ紹介したい。
主語(誰が)、動詞(何をする)、目的語(何に対して)の関係を明確にする。
「生産性の向上」ではなく「○○が生産性を向上させる」「○○によって生産性が向上する」と表現する。
「誰がやるのか」を常に明確にしておく。
「なぜそれをするのか」「どのようにするのか」も具体的に加えると、さらに整理される。
一つの文章には一つの内容だけを盛り込み、複雑な文章は避ける。
これらを意識するだけで、「言いたいことが伝わらない」という問題はかなり軽減される。とくに新入社員は、自分の発言が上司や先輩に理解されないと、否定された気分になるだろう。せっかくやる気があっても、その気分を失ってしまうことも多い。それを避けるためにも、文型構造を意識した話し方を心掛けてみよう。
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