「AI・DXスキルが身に付く企業」は魅力的 就活生の8割

[サトウナナミ，ITmedia]

　AI活用やDX推進の進展により、働き方や業務内容において求められる能力・スキルは、今後ますます変化していくと考えられている。そのような中、デジタルネイティブ世代である学生はAI活用やDX推進に関するスキルをどのように捉えているのか。学情（東京都中央区）が調査を実施した。

「AI・DXスキル」に関する調査（写真AC）

学生が魅力を感じる環境とは？

　AI活用、DX推進により新たに必要になるスキルについて、「習得したい」とした人は49.3％と半数に上った。「どちらかと言えば習得したい」とした32.7％と合わせると、82.0％がAI・DXスキルの習得を希望していることが分かった。

　回答した人からは「自身のスキルアップに重要」「これからマストなスキルだと感じている」「習得しないと時代に取り残される」「業務の効率化や自分の価値を高められる」「就活で有利に働くスキル」といった声が寄せられた。

AI活用、DX推進により新たに必要になるスキルを習得したいか（学情調べ）

　AI活用、DX推進に必要な能力やスキルが習得できる企業・仕事に「魅力を感じる」とした人は41.3％だった。「どちらかと言えば魅力を感じる」とした33.3％と合わせると、74.6％に上る結果に。4人中3人が魅力を感じていると明らかになった。

　回答した人からは「時代の流れに適応できている企業だから」「将来のキャリア構築につながる」「転職の際に役立ちそう」「活躍の場が広がる」「事業発展に貢献できる」「個人学習では難しいので研修などで能力を高められる企業に魅力を感じる」といった声が集まった。

AI活用、DX推進に必要な能力やスキルが習得できる企業・仕事に魅力を感じるか（学情調べ）

　調査は2月17〜27日にインターネットで実施。同社の運営するスカウト型就職サイト「Re就活キャンパス」の来訪者を対象とした。有効回答数は150件。