一方で、ロボット活用が進むと、人の価値や手づくりの価値が問われることになります。人は、大阪王将の事例のようにロボットの手本となる超一流の職人として調理技術を磨き続ける、もしくは、プロントのように盛り付け作業など高い感性が求められる仕事を担うようにするのもひとつです。
いずれにせよ、ロボットは必ずしも人と対立するものではありません。どのようにロボットと人を組み合わせ、お客さんによいサービスを提供できるかを考えていく必要があるのです。
ロボットが調理したご飯を食べる時代はすでに始まっています。そして、もしかすると、あなたの家でも冷蔵庫の中身やその日の体調や好みに合わせて調理ロボットが活躍し、未来の食卓に彩りを添えるようになるかもしれません。
ロボット開発者
早稲田大学理工学部、大阪大学医学部での教員を経て、パナソニック(現・パナソニックホールディングス)入社。ロボットの要素技術開発から事業化までの責任者のほか、グループ全体の戦略構築も行う。大阪工業大学客員教授など複数の大学での教育活動、日本機械学会・日本ロボット学会などの学会活動、経済産業省・業界団体の委員なども積極的に実施。文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、ロボット大賞(経済産業大臣賞)、Forbes JAPAN NEXT 100など国内外での受賞多数。ロボットに関する発信や講演活動も展開中。
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