ポイ活調査が示す「疲れない消費行動」の意味 約7割が重視した“仕組み”とは？：CCCMKと三井住友カードの調査

[小松恋，ITmedia]

　情報過多時代において、ポイ活や日常生活では「ストレスフリー」が重要視されている。マーケティング・ソリューション事業を手掛けるCCCMKホールディングスと三井住友カードが、Vポイントユーザー500人を対象に実施した「ポイ活に関する価値観や意識」の調査で分かった。

「ポイ活に関する価値観や意識」についての調査を実施（写真提供：ゲッティイメージズ）

ポイ活　消費者に求められている仕組みとは？

　日常生活で重視する価値観について、「多すぎる情報に疲れてしまわないこと」を「やや重視する」（49.8％）、「重視する」（23.2％）と回答した人は 73.0％に上った。

「多すぎる情報に疲れてしまわないこと」について（以下プレスリリースより）

　また、「何かするときメンタル負荷が少ない方が良い」については、「やや重視する」（48.2％）、「重視する」（36.0％）が合わせて84.2％という結果に。現代社会では情報過多がストレス源となり、疲れない、無理をしないといった精神的負担の軽減が最重要視されていることが浮き彫りになった。

「何かするときメンタル負荷が少ない方が良い」

　「ポイントをためたり使ったりする際に、うれしいと思うこと」については、ポイ活のイメージである「毎日コツコツ利用することで、ポイントが貯まること」（66.2％）を上回り、「あまり気にせず、いつの間にかポイントが貯まっていること」（67.0％）が最多に。

　日常生活でもポイ活でもストレスフリーなスタイルが求められる中、ポイントをためるために行動をするのではなく、日常の延長線上で「気付いたらたまっていた」という仕組みが求められているようだ。

「ポイントを貯めたり使ったりする際に、嬉しいと思うこと」について

　「Vポイントをためるために行っている工夫」については、「Vポイントがたまるクレジットカードやアプリを使っている」（77.2％）が最も多かった。生活導線の中で自然にポイントがたまる仕組みを活用し、無理なくポイ活をしているユーザーの様子がうかがえる。

「Vポイントを貯めるために行っている工夫」について

　調査は、全国の18〜59歳のVポイントユーザー500人を対象に実施した。調査期間は、4月9〜10日。