顧客に支持される商品の開発も、成長を支える重要な柱だ。マーケティング本部マネージングディレクターの平野曉氏は、既存店好調の要因として、店舗中心経営の成果を土台としつつ、メニュー開発やプロモーションについても、それをサポートできたと語る。
同社のメニューの開発体制は、データ活用と顧客フィードバックを重視したものへと進化している。POSデータやすかいらーくポイントの蓄積データ、タブレットを使った顧客アンケートデータを活用して専門のチームが分析を行い、各ブランドの開発チームと協議の上、商品開発を進めているという。
具体的な成功例として、2025年度第1四半期に再投入された「やまや」とのコラボレーションによる「博多明太もつ鍋」が挙げられている。顧客アンケートや分析に基づき、もつの増量やちゃんぽんセットの導入、コンロの新規導入や宅配・テークアウト対応といった改良を加えた。さらに販売単価を引き上げたにもかかわらず、イートインでの販売数は前年比で約1.3倍(宅配を含めると約1.7倍)となった。このような組織的なメニュー開発体制の整備が、集客と売り上げの向上に貢献していると考えられる。
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