効果的なプロモーション戦略とDXの推進も、すかいらーくHDの成長を加速させている。平野氏は、「販促媒体の選定が、うまくできるようになってきた」と述べた。その例として、折り込みチラシやSNSチラシで、顧客層に応じたクーポンを出し分けることで、ROIを向上させていることを挙げている。
特に注力しているのが、自社アプリを活用したクーポン戦略の高度化だ。2025年4月から、ガストでは需要の大きさや購買力に応じ、県ごとにクーポンを出し分ける「県別クーポン」を導入。クーポンの回収数は大きく変わらないものの、クーポン粗利率で約3割の改善を実現したという。今後は、店舗別や顧客別のクーポン出し分け機能の開発も進めている。このようなきめ細かいデジタルマーケティングが、収益性を伴った集客を実現している。
さらに、アプリでの電子レシート発行やポイントの宅配サイト展開、店舗での案内システムの本格導入など、顧客利便性向上と店舗運営効率化のためのDX施策が、2025年度第1四半期だけで140件行われたことも報告された。
書類でよく見る「シヤチハタ不可」、シヤチハタ社長に「実際どう思ってますか?」と聞いたら意外すぎる答えが返ってきた
部下に「仕事は終わってないですが定時なので帰ります」と言われたら、どう答える?
ナイキ「オワコン化」の足音 株価急落、新興シューズメーカーが影
部下が相談する気をなくす、上司の無神経な「たった一言」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング