業務で生成AIを使用している人はどの程度か。生成AIを活用したタレントマネジメントシステムを提供するカオナビ(東京都渋谷区)が調査を実施した。
業務に生成AIを使用している人は35.8%だった。年代別で見ると、「20代」(60.9%)が最も高く、50代は約3割にとどまった。
生成AIの進展により、人間の役割や存在意義が薄れていくことへの危機感について、15.0%が「非常にそう思う」とした。生成AIの使用頻度との関係を見ると、生成AIをほぼ毎日使っている人の40.9%が「非常にそう思う」と回答。使用頻度の高い人ほど、「生成AIによる人材の置き換え」に不安感を抱いていることがうかがえる。
生成AIが最も使われている業務1位は「メールなど簡単な文章の作成」(27.4%)で、以下「リサーチ・情報収集」(19.1%)、「アイデア出し」(15.3%)と続いた。
生成AIの活用において、企業に求める支援は「セキュリティ対策」(44.0%)が最も多かった。2位「運用ガイドラインの整備」(42.5%)、3位「教育・研修(34.8%)という結果に。
調査は5月14〜16日、20〜50代の会社員・経営者の男女600人にインターネットで実施した。
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