NEXER(東京都豊島区)が運営するキャリアバイブルは、転職活動の経験がある男女を対象に転職と年齢に関する調査を実施した。「何歳くらいを境に転職が不利になりそうと考えるか」と聞くと、最も多かったのは「40〜44歳」(25.5%)だった。
以下、「35〜39歳」(19.7%)、「50歳以上」(18.2%)、「30〜34歳」(14.1%)が続いた。一方、「転職に年齢は関係ないと考える」も11.2%いた。
「40〜44歳」と回答した人に具体的な理由を聞くと、「実際、40未満までの求人を何度か見たことがあるので」(30代男性)、「即戦力が求められる」(40代男性)、「それなりのスキルがない限り、年齢的に厳しくなるのを感じる」(40代女性)といった声があった。
年齢を理由に転職活動が不安になったことが「ある」割合は57.5%と半数を超えた。
「不安になった理由」では、「年齢が高いため、求人が少ないのではないか」(77.2%)がトップ。以下、「若い応募者に比べて不利になるのではないか」(51.9%)、「年齢に対して適切なポジションが見つからないのではないか」(34.2%)、「業界や職種のスキルのアップデートが必要であると感じる」(24.5%)が続いた。
逆に「転職市場において、年齢を重ねることで感じたメリット」では、「経験が豊富で、即戦力として求められる」(44.3%)がトップ。以下、「以前の職場での経験が新たな仕事で生かせる」(39.2%)、「自分のペースで働ける環境を見つけやすい」(14.3%)が続いた。
具体的には「知識や技術は継続して活用できると思う。 同じ業界であればつながりもある」(20代女性)、「前職の職歴が長いと、それだけで辞めない人、続けてくれそうな人と思ってもらえるのは有利だと思う」(30代女性)といった声があった。
インターネットによる調査で、対象は転職活動の経験がある男女412人。調査期間は6月16〜23日。
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