コンテナホテルのレビューを見ると、冬の寒さや室外機の音に対するマイナスの意見が一部あるものの、通常のビジネスホテルと比べて悪評価が多すぎるわけではない。むしろ部屋がコンテナで分離されている分、夜も騒音を気にしなくて良いなどのポジティブな意見もみられ、いずれも比較的新しいため、清潔感に関する好意的な意見もあった。他のホテルチェーンより安いながらも、同等の設備を有するためコストパフォーマンスの高さを評価する声が多い。
都市部や駅前のホテルはインバウンドの増加で高騰し、大都市圏では1泊料金が1人で2万円を超える場所も出ている。出張族が悲鳴をあげるような状態だ。車による出張者の場合、ホテルの駐車場確保に難儀する場面もある。
供給側から見れば、コンテナホテルは設置コストを大幅に下げられる。利用者と事業者双方にとって低コストが魅力であり、コンテナハウスは今後も工業地帯のロードサイドを中心に増えていきそうだ。
山口伸
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_
「コンテナホテル」ぞくぞく出現、全国に91店舗 「リピート客」が4割、どこを評価?
鹿児島県出水市に「動くコンテナホテル」開業 災害時には避難所として利用Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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