「管理職になってよかった」と思うか 女性管理職505人に調査：ジェイ エイ シー リクルートメント調べ

[季原ゆう，ITmedia]

　転職サイトを運営するジェイ エイ シー リクルートメント（東京都千代田区）は、「女性管理職のキャリア選択と転職」に関する調査を実施した。

　現在管理職として働いている女性のうち、62.2％がもともと「管理職になりたい」と思っていたことが分かった。管理職になりたいと思った理由は「キャリアアップのため」（49.7％）、「収入を増やしたかった」（45.9％）が上位を占めた。

「女性管理職のキャリア選択と転職」に関する調査を実施（画像はイメージ、出典：写真AC）

女性管理職の6割が志望して管理職に（出所：プレスリリース、以下同）

女性管理職になってよかった？　

　「管理職になってよかった」と考えている女性は71.1％（「とてもそう思う」22.8％と「ややそう思う」48.3％の計）だった。これは、もともと管理職になりたかった女性の割合（62.2％）を上回っており、当初は志望していなかった女性の中にも、管理職としての経験に満足している人が多いことがうかがえる。

管理職になってよかったと思うか

　管理職になってよかったと思う理由1位は「年収が上がった」（50.7％）だった。一方、管理職としての悩みについては「業務量が多い」（37.2％）、「責任の重さに対するプレッシャーがある」（31.3％）、「時間に余裕がない」（29.5％）となった。

キャリアの達成感と責任の重さ

　管理職としてキャリアを積んだあとに、転職を考えたことがある人は67.7％だった。その理由として「ワークライフバランスを見直したい」（37.7％）、「年収・待遇を上げたい」（29.5％）、「現職での評価や昇進に不満がある」（22.5％）といった声が寄せられた。

管理職になってから転職を考えた女性

　調査は6月6〜9日、管理職の女性505人を対象にインターネットで実施した。