大阪・関西万博の来場者数の伸びは勢いを欠くが、それでも地下鉄駅直結で利便性の高い東ゲートには長蛇の列ができ、人気パビリオンは予約が取れない盛況ぶりとなっている。ただ連日の暑さもあり、その混雑に来場者から不満の声が目立つ。
収益を増やすには来場者の満足度を高める必要があるが、会場ではユスリカが大量発生したり、水辺でレジオネラ属菌が検出されたりといった問題が噴出し、運営主体の日本国際博覧会協会の対応は後手に回ってきた。
来場者からの「夜に楽しめる場所が少ない」との指摘を受けて、協会は会場の飲食店やグッズ店の営業時間を7月から最長で午後9時45分まで延長した。黒字をしっかりと確保するためにも、来場者の満足度向上につながる施策を今後も積極的に打っていくべきだ。
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