万博の稼ぎ頭はパビリオンじゃない? 「シャインハット」前に人が集まる理由(1/5 ページ)

» 2025年07月13日 11時30分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 大阪・関西万博の会場で、開会式の舞台となったEXPOホール「シャインハット」前に主要パビリオン顔負けの人気スポットがある。

 カランカラン−。7月11日、ホール前の店舗で「当たり」を知らせる鐘が何度も響いた。万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のぬいぐるみを抱いて出てきた大阪府交野市の女児(8)は「ベッドで一緒に寝たい。最初は『何これ』と思ったけど、お尻にも目があるし今はかわいい」と笑顔を見せた。

photo 万博会場のグッズ店でぎっしりと並べられたミャクミャクのぬいぐるみ=大阪市此花区

 全長80センチの1等か、46センチの2等、23センチの3等のいずれかが必ず当たる「ミャクミャクぬいぐるみくじ」で1回2200円。待ち時間は連日2時間を超える盛況ぶりだ。

 ミャクミャクは今でこそファンを中心に親しまれるが、奇抜なデザインに当初は「気持ち悪い」などと散々ないわれようだった。万博を運営する日本国際博覧会協会の関係者は「正直ここまで人気になるとは思わなかった。万博を機運醸成だけでなく、資金面でも支えてくれている」と話す。

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