はなまるが進めるのは「おいでまい!さぬきプロジェクト」。本社移転に加え、店舗の改装や新メニューの開発などを通じ、讃岐うどんの魅力を発信するというものだ。
前田良博社長は「店ごとに個性が異なり、お店巡りをしたくなるのが讃岐うどんの魅力だ。讃岐うどんがある程度浸透した今、製麺工場方式のチェーン店でありながら、個性と多様性のあるお店を全国に発信したい」と狙いを説明する。
香川県内の直営5店舗を5つの異なるコンセプト店にリニューアルする計画で、その1店目となる多肥店(高松市)が7月2日にオープンした。
多肥店のテーマは「未来」で「手打ちと創造」に挑戦。外看板は従来とは一線を画し、白い下地に手書きの文字を配置した。「原点回帰で真っ白な気持ちで新しい挑戦をする」(前田社長)との思いを託したという。
タブレット端末による注文を導入。はなまるうどんで初めての麺打ち場を設け、店内で麺の足踏みや熟成まで行う。協同組合の香川理事長のもとに麺の手打ち修業のため従業員を派遣した。
素材や作業工程も全面的に見直し、だしは香川らしく、いりこ感を強くした。県産小麦、県産農産物を使用して地産地消を意識。限定メニューとして「骨付き鳥っぽい味のかしわ天うどん」、綾川町で栽培されているそばとの合い盛「白黒つけないかけ・黒黒つけないざる」などを提供する。
8月からは残り4店舗も「煩悩」「時間」「日常」「探求」をコンセプトにした酒場的な店や食堂的な店などに順次リニューアルする予定だ。
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
「JALとANA」どこで違いが生まれたのか? コロナ禍を乗り越えた空の現在地copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
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