「なんだか、AIみたいですね」 ロジカル上司が部下に嫌われる理由「キレイごとナシ」のマネジメント論(1/4 ページ)

» 2025年07月22日 08時00分 公開
[横山信弘ITmedia]

「キレイごとナシ」のマネジメント論

常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。

 「分かりやすく説明しているつもりなのに、なぜこんなことを言われるんだ……」

 データを使って論理的に説明したはずなのに、部下から「なんだか、AIと話しているみたいです」といわれてしまった。他の部下からも飲み会の席で、「課長には心を開くことが難しいです」と言われる始末だ。

なぜ分かりやすく話しているつもりなのに嫌われるのか?(ゲッティイメージズ、以下同)

 なぜ、データを使って理路整然と話すことが、逆効果になるのか。

 実のところ、コンサル出身者やロジカルシンキングを学んだマネジャーほど陥りやすいわながある。

 今回は、コンサル風の話し方がなぜ嫌われるのかについて解説する。部下とのコミュニケーションに悩んでいる上司は、ぜひ最後まで読んでほしい。

著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)

企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。


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