大阪市内の幹線道路で大型トラックが道路脇に連なって駐車し、ドライバーが仮眠をとる光景が常態化している。約30年前から続き、ごみのポイ捨てなどを巡る周辺住民の苦情も絶えない。警察は定期的に取り締まりを実施しているが、減っては増えるの繰り返し。背景には、運転手側が違反と分かっていても、路上駐車を選んでしまう事情がある。
7月22日午前8時過ぎ、大阪市鶴見区の花博通。片側3車線の1車線をふさぐように約400メートルの間に、大型トラックが10台ほど止まっていた。仮眠のためか、運転席を覆うようにカーテンを閉めている車もある。
この道路は駐車禁止だが、道路交通法では運転手がたとえ車内にいても継続的に停止していれば「駐車」になる。
大阪府警鶴見署によると、こうした違法駐車は花博通が開通した約30年前から続く積年の地域問題。事故を誘発しかねないだけではなく、周辺住民との摩擦も生じ、排ガスや運転手の立ち小便、ごみ捨てなどを巡り、昨年だけでも40件以上の苦情が寄せられたという。
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「JALとANA」どこで違いが生まれたのか? コロナ禍を乗り越えた空の現在地copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
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