例えば、愛知県安城市にある「安城産業文化公園デンパーク」内の「わくわく恐竜王国 デンパークディノランド」では、トリケラトプスの群れに襲いかかるティラノサウルスなどの実物大の模型が展示され、実際に動く仕掛けもある。
広島県福山市にある「みろくの里」内の「ダイナソーパーク」でも、森の中では、動いて吠える恐竜模型が来場者を出迎える。
しかも、ジャングリア沖縄からわずか車で10分のところにも「DINO恐竜PARK やんばる亜熱帯の森」という施設があって、ここにも80体以上の恐竜がいる。公式Webサイトを引用しよう。
映画ジュラシックパークのロゴでもおなじみのティラノサウルスやステゴサウルス、首の長いブラキオサウルスなど、多種多様な恐竜達が存在しています。パーク内を歩くと恐竜の鳴き声も聞こえ、原生林の中で動き出す恐竜の迫力に、胸が高鳴り、冒険心がくすぐられます(出典:「DINO恐竜PARK やんばる亜熱帯の森」の公式Webサイト)
いかがだろう。規模やレベルは違うにしても、ジャングリア沖縄の掲げている「恐竜に追いかけられる」「巨大なブラキオサウルスにビックリ」的なことを車で10分の近隣観光施設でもやっているベタなコンセプトなのだ。
こういう現状を踏まえると、「大自然没入型テーマパーク」を掲げているのに、不自然を象徴する「恐竜ロボット」に頼ってしまうコンセプトのブレブレ感も、叩かれてしまう要因の一つなのかもしれない。
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