「電話」「対面対応」の方がチャットコミュニケーションと比較して、消費者が「疑問が実際に解決できた」と感じている──。クラウドCXプラットフォームを手掛けるナイスジャパン(東京都港区)による調査で明らかになった。人による対応の信頼性が根強い中、コンタクトセンターが抱える課題とは?
消費者が疑問解決の手段として最も多く利用しているのは「WebサイトのQ&A閲覧」となり88.8%に上った。「問い合わせフォーム」(77.6%)が続いた。一方で、「Q&Aの掲載を用意している」とした企業は59.6%、「問い合わせフォームの設置を用意している」とした企業は63.2%にとどまり、ユーザーのニーズと企業の提供手段にズレがあることが明らかになった。
また、消費者が実際に解決できたと感じた手段については「電話問い合わせ」が最多で90.4%に達し、「実店舗での対応」も79.8%と高い割合を示した。一方で、最も解決度が低い手段は「チャットボット」(37.3%)となった。
コールセンター業務において、生成AIを導入・運用している企業は23.6%となり、昨年より6.6ポイント増となった。生成AIの導入効果については「コスト削減」が最も高く66.1%。続いて「正答率の向上」(57.6%)となった。
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