ダイニングの奥にある、海に面したレセプションルームは7つの個室を有し「はなみずき」「つつじ」など花の名前が付いている。家具、壁面に飾られた絵画など、それぞれ異なる意匠が施されている。
フランス料理をルーツとするロイヤルの技術を集結し、神戸牛など地元関西中心の食材を使い、ホテルのような細やかなサービスにて提供する。フレンチのショートコースは1万4300円〜。ごった返す大阪万博の中に、こんなに落ち着ける場所があるのかと利用者には想い出に残る飲食体験になっている。2〜8人で利用可能だ。
ラウンジ&ダイニング総支配人・鈴木貴博氏によれば「お客さまをさばかないとならない割に、厨房スペースが狭い。通常必要な半分くらいしかない。あらかじめ食材を仕込んでいたり、完成品を冷凍したりする、セントラルキッチンを生かした、ビュッフェとコース料理を出すのが最善の策だった」とのこと。
うかい亭が出店する鉄板料理「うかい亭 大阪」と、大阪府鮓商生活衛生同業組合の「鮓 晴日(すしはれのひ)」も見逃せない。日本独特の鉄板焼、すしという、未来へと受け継ぐべき職人の技をカウンター席にて、身近に感じてもらう趣旨だ。
うかい亭というと、東京圏では高級な豆腐料理や鉄板焼きで知名度が高いが、関西では洋菓子店「アトリエうかい」のイメージが強い。京都、大阪の高島屋に「アトリエうかい」を出店しているためだが、従業員によれば「関西の人には『あの洋菓子のうかいが鉄板もやっていたのか』と驚かれる」という。
最初は知名度が低く、場所もわかりにくいので苦戦したというが、テレビ番組で紹介される機会があり、実際に体験した人の満足度の高い口コミで客が増えて、採算ラインを上回ってきたという。1日に4回転する。
銀座をはじめ東京圏に6店、海外では台湾にも1店を展開するうかい亭を関西の人にも知ってもらおうと、神戸牛など関西の食材を重用し、全力のサービスを行っている。コースは1万8700円、3万8000円(ともに別途サービス料10%)など。
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