考え方も、もともと違っている、を出発点にしてください。
部下からの反論や攻撃は、「部下のスタンダード」からきています。あなたと同じであるとは限りません。そして、組織で仕事をする醍醐味は、「違い」「異質」の存在にあります。ダイバーシティの価値は「違い」やコンフリクトを乗り越えることにあるわけですから、その脈略からいうと「相違点」を恐れる必要はありません。
しかし、
「ああ、あの人はそんな風に考えているんだな」という「部下の『当たり前』に対する理解」です。「そうか、そういう考えなんですね」、ここで留めてください。無理をして自分の意見を変えると再び「迎合」一直線です。
また、「同じにする必要ない」からといって、相手の見解を拒絶してはいけません。拒絶すると、ケンカが始まります。「違っていて当然」ですので、あなたは、部下の境界線を、淡々と粛々とつくってください。「あなたはそうですね、わたしはこうです」というマインドだけです。ここまでをまとめると、「寄り添うこと」は、同化することではない、ということになります。
エスカレートしている相手の言動を、遮ることを考えましょう。うっすら引いた境界線を少し濃くしていきます。次に示すフレーズは、「あなたが話そうとしていることと、私が言いたいことは違います」……という水面下のメッセージになります。
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