常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。
「部下のコンプレックスを刺激するような言葉を、無意識に発していたなんて……」
多くの上司は、部下を励ますつもりで声をかける。しかし、実はその言葉が相手の劣等感を深め、やる気をそぐこともあるのだ。上司の何気ない一言が、部下の心に深い傷を残すこともある。
そこで今回は、部下のコンプレックスを悪化させる上司の一言を5つ紹介する。
部下の育成やマネジメントに悩む上司は、ぜひ最後まで読んでほしい。
多くの人が心の奥底に、「自分は他人より劣っている」という劣等感を抱えている。学歴や容姿、経済力やコミュニケーション能力など、人は無意識に他者と比較し、自分の「足りていない部分」に苦しむことがある。これが「コンプレックス」の正体だ。
心理学者のアドラーによれば、劣等感自体は成長の原動力になるものだという。しかし、必ずしもそうならないのはなぜなのか?
その理由は、劣等感に支配され、自己否定の連鎖に陥ってしまうことがあるからである。「どうせ自分なんて」という考え方が、その人の成功の可能性を閉ざしてしまう。
特に深刻な影響を与えるのは、職場での「無自覚な指摘」だ。上司は部下を励まそうと声をかける。しかし、善意のつもりでかけた言葉が、かえって部下のコンプレックスを増幅させることがある。
では、具体的にどのような言葉が部下を傷つけるのか?
企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。
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