働く女性が「古い」と感じるのは、会社のどのような制度・文化か。オンラインスクール事業などを手掛けるリモラボ(東京都渋谷区)が調査を実施した。
1位は「リモートやフレックスなしという働き方」(55.5%)、2位は「年功序列・上司評価のみの評価制度」(54.3%)、3位は「副業・兼業禁止」(52.7%)だった。個人のキャリア形成やライフスタイルに直結する旧態依然な慣行が、従業員の不満を高めているようだ。
仕事において人間関係がつらいと感じたことの1位は「ハラスメントや無言の圧力がある」(45.5%)という結果に。以下「同僚との関係がギスギスしている/派閥や陰口がある」(38.2%)、「本音で話せない閉鎖的な雰囲気がある」(36.0%)が続いた。
仕事を辞めたいと強く感じた、または感じている理由として、「自身の成長やキャリアアップが見込めない」(47.1%)が最も多かった。その他「給与や待遇が自身の働きに見合っていない」(46.8%)、「人間関係のストレスや孤立感がある」(42.8%)といった声が寄せられた。
働きやすい会社に共通していることの1位は「リモートワークやフレックスなど、働く時間や場所の自由度が高い」(80.2%)で、2位は「上司や同僚との間に信頼関係があり、協力し合える」(80.0%)、3位は「有給休暇やその他の休暇が取得しやすい」(74.3%)だった。
この会社にずっといたいと感じた瞬間の1位は「家族や体調への理解があったとき」(43.4%)だった。2位は「自分の意見や挑戦が歓迎されたとき」(39.6%)、3位は「仲間と目標を共有できたとき」(32.9%)となった。
調査は7月15〜19日、インターネットで実施した。調査対象者はリモートワーク実践スクール「リモラボ」を受講する女性会員、回答者数は967人。
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