ワークマンが9月1日から販売しているリカバリーウェア「MEDIHEAL(メディヒール)」が、想定以上のヒットになっている。1週間で40万点を販売し、昨年の実績の約2倍を達成した。
一般医療機器(クラスI)にあたる同社のリカバリーウェアは、繊維に練り込んだ高純度セラミックスが遠赤外線を輻射(ふくしゃ:一点から周囲に射出)し、全身の血行を促進することで、疲労やコリを軽減するという。
近年、注目度が上昇しているカテゴリーで、TENTIAL(テンシャル)社の「BAKUNE(バクネ)」や、りらいぶ社の「リライブウェア」も好調だという。競争が激化する同市場において、ワークマンでは、上下で3800円という低価格と前年比10倍となる200万点の“本気生産”で、市場シェアを拡大したい考えだ。
9月1日に開催された「2025年ワークマン秋冬新製品発表会」では、メディヒールを含む4点を重視し、社運をかけて販売すると強調。“着る断熱材”「XShelter(エックスシェルター)」、アーティスト・EXILE(エグザイル)のTAKAHIRO氏が監修する「ZERO-STAGE(ゼロステージ)」、衣服内の快適温度や湿度をキープする「KAITEKI(カイテキ)」、そして「メディヒール」だ。いずれも前年比で8〜10倍の生産を見込む。
同社では、人気製品が軒並み欠品することで「買いたくても買えない」という不満が続出する状況があった。登壇した専務取締役の土屋哲雄氏は、「地に落ちた顧客満足度の向上を目指す」と意気込みを示した。同発表会において、製品開発部第2部 マネジャーの半田峻也氏に、「メディヒール」の勝ち筋を聞いた。
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