2兆円消失の「ラブブ」運営会社 ライバルの猛追許したIPブランドの死角とは古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」(1/4 ページ)

» 2025年10月01日 08時00分 公開
[古田拓也ITmedia]

筆者プロフィール:古田拓也 株式会社X Capital 1級FP技能士

FP技能士センター正会員。中央大学卒業後、フィンテックスタートアップにて金融商品取引業者の設立や事業会社向けサービス構築を手がけたのち、広告DX会社を創業。サム・アルトマン氏創立のWorld財団における日本コミュニティスペシャリストを経てX Capital株式会社へ参画。


 「ラブブ」ブランドを展開するポップマート(泡泡瑪特国際集団)の株価を巡り、市場の一部では悲観論がささやかれている。増収増益を続けているものの、これまでとは質の異なる脅威が迫りつつあるからだ。実際、トップトイの「NOMMI」のような、ラブブと類似のコンセプトを有する後発ブランドが躍進している。

大人気のラブブ(出典:ポップマートの公式Webサイト)

 本稿では、そうした後発ブランドの猛追を許した理由を振り返りつつ、ラブブが今後どのような道を歩むのか、考察したい。

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