27年卒の就活生が選ぶ「インターン人気企業」ランキング、1位は？

[カワブチカズキ，ITmedia]

　2027年卒の就活生から人気のインターン先はどこか。就活生同士のコミュニティサイトを運営するみん就（東京都新宿区）が、「インターン人気企業ランキング」を発表した。

就活生から人気のインターン先は？（画像はイメージ、提供：写真AC）

　ランキングは、学生が対象企業348社から5〜7社を選び、さらに「プログラムが面白い」「業界研究ができる」「仕事理解ができる」「プログラムのレベルが高い」「成長できる」「スキルが身につく」「先輩に勧められた」の7つの観点から3つを選択。その結果をポイント化して集計した

　総合ランキングの1位は、7年連続で「ニトリ」だった。「プログラムが面白い」「成長できる」といった観点で高い評価を集めた。同社のインターンは、多様なキャリアを体感できる計5つのコースを用意しており、毎年3万人以上が参加している。

　体験した学生からは、企業理解・業務理解につながったという意見のほか、就職活動全般に役立ったという声も多く寄せられた。

総合ランキング（出所：プレスリリース、以下同）

　2位は「全日本空輸（ANA）」、3位は「日本航空（JAL）」がランクインした。国内航空大手2社がそろってトップ5に入るのは、2019年以来6年ぶり。4位以下は「伊藤忠商事」「資生堂」「味の素」「アクセンチュア」「ロッテ」「任天堂」「博報堂」が続いた。

航空大手が復調

　コンサルティング業界も高い人気を集めており、ノミネートされた15社のうち13社が前年より順位を上げた。また、同業界に投票した学生の約30％が「インターンが採用に直結しているか」を重視しており、他業界の志望学生と比較しても、インターンを選考の一部として捉える割合が高いことが分かった。

　2025年卒採用からはインターンで得られた学生情報を採用活動開始後に活用することが認められている。コンサルティング業界では、インターンが内定や選考優遇につながるケースが多いことから、学生からの関心も高いことがうかがえた。

　調査は、2027年卒業予定の学生1629人を対象にインターネットで実施した。調査期間は、4月10〜31日。