「東京23区の新築マンション」3年連続1億円超え 専門家「下がることは難しい」(1/2 ページ)

» 2025年10月21日 17時54分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 不動産経済研究所が21日発表した今年4〜9月の東京23区の新築マンション平均価格は、前年同期比20.4%増の1億3309万円となり、2023年から3年連続で過去最高を更新した。首都圏(1都3県)の平均価格も同19.3%増の9489万円で最高値となり、1億円に迫った。

photo 東京のタワーマンション=東京都中央区

 建設作業員の残業規制に伴う工期長期化、人件費上昇で建設コスト高が続き、都心では価格高騰が収まらない。同研究所によると、郊外物件の需要が相対的に高まることで、価格上昇が緩やかになる可能性はあるものの、当面、下落に転じる可能性は低いという。

 直近の9月単月の平均価格は、大型物件の投入などにより神奈川県で同44.4%増の9855万円。埼玉県でも浦和市の高級物件投入の影響で同46.5%増の7246万円と高い伸びを見せた。

       1|2 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR