不動産経済研究所が21日発表した今年4〜9月の東京23区の新築マンション平均価格は、前年同期比20.4%増の1億3309万円となり、2023年から3年連続で過去最高を更新した。首都圏(1都3県)の平均価格も同19.3%増の9489万円で最高値となり、1億円に迫った。
建設作業員の残業規制に伴う工期長期化、人件費上昇で建設コスト高が続き、都心では価格高騰が収まらない。同研究所によると、郊外物件の需要が相対的に高まることで、価格上昇が緩やかになる可能性はあるものの、当面、下落に転じる可能性は低いという。
直近の9月単月の平均価格は、大型物件の投入などにより神奈川県で同44.4%増の9855万円。埼玉県でも浦和市の高級物件投入の影響で同46.5%増の7246万円と高い伸びを見せた。
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サザエさんの家の価値は? 昭和と令和の“間取り”が示す時代の変化copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.
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