近年、食感や味わいを追求した「高級ヨーグルト」の注目度が上昇している。
YUDAミルク(岩手県西和賀町)では、「プレミアム湯田ヨーグルト」(800グラム、希望小売価格970円)の売り上げが右肩上がりに伸びている。岩手県産の生乳にフレッシュな生クリームを加え、アルミパウチで発酵させた同製品は、もっちりとした食感とすっきりした後味が特徴だ。
コストコ、イオン、サミットストアといった大手スーパーの一部店舗ほか、2023年からはドン・キホーテでも販売。口コミやメディア露出で同製品の人気が広がった影響で、YUDAミルクの2024年度の売上高は前年比36%増となった。
ドンキでは、高価格帯のPB製品「本気のヨーグルト」(500グラム、538円)を開発。岩手県産の生乳を使って低温長時間発酵で製造し、パッケージでうたうように「とろ〜りなめらかにのび〜るもっちり食感や牛乳本来のおいしさ」がウリだ。5月末から一部店舗で発売したところ、予想をはるかに上回る売れ行きで、計画値の3.3倍で推移しているという。
知名度の高い低価格製品のラインアップも多いヨーグルト市場で、なぜ高級ヨーグルトの人気が拡大しているのか。YUDAミルク マーケティング部の沢尻洋子氏、PPIH 食品製品開発担当の原田敏弘氏に「市場拡大の背景」を聞いた。
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ドンキ「152円ビール」じわり人気 “地味過ぎる”見た目になった深いワケCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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