すしチェーンを展開するカッパ・クリエイトは11月4日から、かっぱ寿司の一部店舗で平日の営業開始時間を午前10時30分に繰り上げた。従来は11時開店だったが、30分早めて朝食需要に対応する。
かっぱ寿司では、「香ばし炙りおにぎり」シリーズとみそ汁のセット(310円〜)や、平日限定価格で提供する「うどん」など、消費者ニーズの多様化に対応するためメニューを拡充してきた。
その中でも特にランチセットやおにぎり、丼などのメニューが好評だという。こうした中、「おにぎりとみそ汁を朝ごはんとしても楽しみたい」といった利用客の声に応え、朝の営業時間を拡大する。
担当者は朝の時間帯について、「朝食やブランチをゆったりと楽しみたい方々を中心に、時間に余裕のある方や、静かな時間帯に落ち着いて食事をされたい方など、幅広い層のお客さまを想定している」と説明した。
かっぱ寿司は6月にも、夜の営業時間を一部店舗で最長午後11時30分まで拡大した。従来、多くの店舗は午後9〜11時閉店だった。
夜の営業時間拡大は、居酒屋感覚での利用を想定した施策で、実際に「もう一皿だけ」「ちょっと一杯」といった気軽な利用が増えているという。遅めの夕食を求める利用客にも好評で、揚げ物や枝豆などのサイドメニュー、アルコールメニューだけでなく、丼やラーメンなども人気だそうだ。
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すき家“23時間営業”が問い直す、外食チェーンの限界と未来Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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