「キリン 氷結mottainai ふじりんご」では、色付きの悪さやサイズなどの理由で廃棄予定だった長野・青森県産のふじりんごを使用する。ビビッドガーデンの農家とのネットワークを活用し、「キリン 氷結mottainai」シリーズとして初めて複数産地の果実を利用する。
ふじりんご特有の甘みと酸味のバランスを生かし、満足感がありながらもすっきりとした味に仕上げたという。約21万ケースの販売を目標に、約480万円の寄付と、ふじりんご約2万8000個分にあたる約9.6トンのフードロス削減を目指す。
「氷結スタンダード」が30〜40代のお酒ライト層、「氷結無糖」が40〜50代のお酒好き層を中心に支持されている一方で、「氷結mottainai」シリーズは20〜30代の若年層に人気が高い。商品イメージの好感度も若年層で特に高い傾向にあるという。
ビビッドガーデンとの協働で、想定以上に規格外の果実を集められたことから、キリンビバレッジの「キリン 午後の紅茶」からも同じコンセプトの商品「キリン 午後の紅茶 mottainai ふじりんごティー」を発売する。
担当者によると、消費者は“おいしさ”以外の価値も重視する傾向が強まっているという。購入を通じてフードロス削減や農家支援に貢献できることをアピールし、社会貢献への共感が高い若年層を取り込む狙いだ。
「キリン 午後の紅茶 mottainai ふじりんごティー」では約20万ケースの販売、約3.9万トンのフードロス削減、約480万円の寄付を目指す。
キリン、「規格外すいか」活用チューハイ フードロス削減と農家支援両立へ
企業のサステナビリティの取り組み、生活者に「自分の話」にしてもらう方法は? JERA・味の素の事例で解説Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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