キリングループの若い世代が中心となって企画している点も、今回のプロジェクトの大きな特徴だ。ビビッドガーデンも20〜30代社員が中心のスタートアップで、プロジェクトに参加する農家も次世代を担う若手が多いそうだ。
キリンビールで氷結ブランドを担当する當麻汐音氏は「プロジェクト発足当初から、社会課題に向き合った商品は20〜30代のお客さまから特に支持されるのではと予想していた。プロジェクトリーダーも20〜30代が多く、社内外のパートナーも若い方が中心」と説明。
キリンビバレッジのマーケティング部で午後の紅茶ブランドを担当する加藤華氏は、同プロジェクトに共感したことが入社の決め手の一つになった、2025年4月入社の新入社員だ。「今回、プロジェクトメンバーとして参加できてうれしい。若い世代で盛り上げていきたい」と意気込んだ。
同プロジェクトでは、2027年までにモッタイナイ果実の年間250トン削減を目指す。キリンビールの執行役員で、マーケティング部長を務める今村恵三氏は「志を同じくする仲間を増やしながら、より豊かで持続可能な社会の実現を目指す」と語った。
キリン、「規格外すいか」活用チューハイ フードロス削減と農家支援両立へ
企業のサステナビリティの取り組み、生活者に「自分の話」にしてもらう方法は? JERA・味の素の事例で解説Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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