「ホロライブ」「にじさんじ」の運営会社、時価総額の差4倍に 決算で見えた“属人性リスク”(2/3 ページ)

» 2025年11月19日 12時00分 公開
[古田拓也ITmedia]

ANYCOLORはタレント流出抑制し、軸足IP化で収益性が向上

 ANYCOLORの第1四半期決算は、タレント個々の人気に加え、事業運営のシステム化が3ケタ増収増益に寄与した。

ANYCOLOR 2026年4月期 第1四半期決算

 第1の要因は、コマース(物販)事業の最適化である。同四半期のコマース売上は103億9400万円に達し、当初見通しを上振れた。決算説明によれば、グッズ企画、プロモーションなどの好調に加え、事前・事後の販売を戦略的に実施し、受注商品の発送管理を徹底したことが奏功したという。

 属人的な人気を、需要予測やサプライチェーンの最適化といったマネジメント側の業務変革も掛け合わせることで効率的に収益化した、企業努力の跡がうかがえる。

 第2に、イベント運営の高収益化である。イベント売上は当初見込みを倍近く上回る21億1700万円を計上。大型公演においてネットチケット販売が想定を大きく上回ったことが、四半期業績を押し上げる一因となった。

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