一方、カバーの第2四半期決算はマイナス33.3%の大幅な営業減益となっている。
決算説明によれば、ライブ・イベントやライセンス・タイアップセグメントで高い成長率を記録しているものの、過去生産商品の評価減や先行投資的支出に加え、仕入れた商品に関わる為替の影響が響いたとしている。
減益幅は計5.5億円と見積もられている。減益の内訳にはタレントが卒業したことで販売が難しくなったグッズ在庫なども含まれると推測され、市場はこの評価減を一過性の問題とは認識しなかった可能性がある。今後も主力級のタレントが卒業したり、炎上したりするといったマネジメント側の問題が続けば、グッズ在庫の評価減や減損が相次ぐ可能性があるからだ。
一方、同社の重点投資分野としてホロライブ版のメタバースプラットフォーム「ホロアース」がある。しかし「メタバース」というトレンドはピークを一服した節もあるため、成長性への懸念払しょくには至っていない。
カバーについては、タレントの維持・管理という芸能事務所としての本質的な課題に直面している。その反面、ANYCOLORはそのようなマネジメントの課題を先んじて対処し、次はコマースや運営をシステム化・効率化することで、利益率を伸ばすフェーズに突入した。
VTuberは明確な活動時間がなく、時には割増賃金の対象になる深夜や休日にもマネジメント工数がかかる。カバーにおいては、高コストな体制と先行投資を正当化するためにも、まずはタレントの流出を食い止め、IPの持続的成長を担保できるかが厳しく問われそうだ。
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宮古島“観光バブル”の代償──倍増した家賃、住めなくなる地元民……変わりゆく現実Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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