よかれと思ってかけた言葉が、実はZ世代にとっては重荷だった――働き方や価値観の変化により、職場で世代間のコミュニケーションギャップが生まれている。ファッション領域などの専門広告会社であるザ・ゴール(東京都港区)は、Z世代の本音を探るために「職場コミュニケーション」に関する調査を実施した。
30〜50代と比べると、Z世代では「失敗したくないのでマニュアルを踏襲したい」が14.3ポイント、「ミスしたときに周囲の目が気になる」が9.3ポイント高かった。
また、コミュニケーション面では、「チャットやメールでのやり取りを好む」が20.0ポイント、「注意されると萎縮してしまう」が14.5ポイント高く、リスク回避傾向がうかがえた。
Z世代が好むマネジメントスタイルでは、30〜50代よりも「自由な服装や髪型を許容」が9.3ポイント、「年功序列や性別で差をつけない」が4.2ポイント高かった。
一方で「まずは自由にやってもらう」は9.8ポイント、「失敗しても再挑戦を後押しする」は6.5ポイント低かった。
Z世代の中でも「上司と距離を取りたい」層と、30〜50代の上司世代との間にあるマネジメント観のギャップを分析した。下図は、右上に位置する施策ほど「Z世代が求めているが、上司世代が実践できていないマネジメント」を示し、左下に位置するものほど「Z世代は求めていないが、上司世代がやりがちなマネジメント」を示す。
「自由にやってもらう」「難しい仕事を経験させる」は左下にあることから、上司世代が取り入れがちな対応である一方、Z世代には求められていないことが示された。
同社はZ世代の傾向について、「信頼や挑戦よりも、安心できる関係性を土台にしたほうが本来の力を発揮しやすい傾向がある」とし、「ちゃんと見てくれている」「気にかけてくれている」と感じられる見守り型のマネジメントが理想だと述べている。
調査は、9月に全国20〜59歳の500人を対象としてインターネットで実施した。
上司に言われてやる気が下がる言葉 「いいからやって」「常識でしょ?」……1位は?
「Z世代は褒めて伸ばせ」を信じる上司が意識改革すべき、これだけの理由
Z世代の3割が「想定外=失敗」と回答 何でもリアルタイムに把握したい傾向強くCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング