ローソンは12月16日から、チルド弁当2品目の価格を1割値下げした。「ヨード卵・光のロースかつ丼」を697円から599円に、「だしご飯の海苔弁当」を667円から599円で販売する。昨今の物価高で高まる節約ニーズに応える姿勢だ。
同社の広報部によると「今回対象とした2品は多くの店舗で取り扱っており、お客さまに支持されている定番商品」だという。仕事納めなどによってチルド弁当のニーズが最も高まる12月に合わせ、価格を下げて提供する。
同社は、過去にも同様の値下げを行っている。2025年4月には「たまごサンド」「ハムたまごBOX」のたまごサラダ増量に加え、値下げも同時に実施。「複数のサンドイッチに使用していたたまごサラダの種類を統一し原材料自体も見直すことで、調達コストを抑えられたため」(広報部)としている。
9月に発表した、定番商品「プレミアムな和風おせち三段重」「和洋中のおせち三段重」「和洋中のおせち一段重」もそれぞれ前年より約1割安い価格を設定した。養殖ぶりから天然真鯛に食材を見直したり、産地指定を緩和したりすることで実現した。
商品の値下げは来店機会を生むだけでなく、買い合わせを増やし客単価を向上させる効果も期待できるだろう。広報部は「お客さまの価格に対する判断はより厳しくなっていますが、安さだけでなく付加価値を求めるニーズも高まっています。価格を抑えた商品の展開に加え、『盛りすぎチャレンジ』のようなワクワクする商品開発にも取り組み、ローソン来店のきっかけづくりにつなげていきたいと考えています」とコメントした。
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