「ディスコに行ったことがある」6割 シニア世代が再び踊り出す理由(1/3 ページ)

» 2025年12月22日 08時51分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 青春時代の懐かしい曲とともに、シニアが周りと一体となって踊れるライブハウスやディスコが活況だ。往時を懐かしむ層に加え、20代の若者から外国人観光客までが押し寄せ、熱く盛り上がっている。現場の一つに行ってみた。

ミラーボールの下で

 11月の週末、生バンドの演奏に合わせてさまざまな年代の男女がステップを踏む。曲のサビ部分で、シンガーと同じ振り付けを一斉にすると、ミラーボールの下は一体感に包まれた。ここは東京・銀座にあるライブハウス「銀座ケントス」だ。

photo ミラーボールの下、笑顔の老若男女が生演奏に合わせ、楽しく踊る=11月、東京都中央区の銀座ケントス(酒井真大撮影)

 「好きな音楽を聴きながら体を動かすのがとても楽しい。1ステージ踊ると2000歩になる。汗をかいて健康にもいい」と話すのは、今年定年退職を迎えた元公務員の男性(60)。知り合った“ケントス仲間”からは「タカさん」と呼ばれている。「職業や本名を知らなくても、同じ楽しみを持っているのですぐに打ち解けられる」と言う。

 「コンさん」こと小杉登さん(75)はケントス歴約20年。毎週土曜の常連だ。タカさんをはじめとしたケントス仲間と「話して踊るのが楽しみ」。コンさんはケントスで27年にわたって活動するシンガー、みずのらんさんの長年のファンで、らんさんへの推し活も楽しんでいる。

 らんさんは「『両親や上司に連れてきてもらった』という若い方もたくさん来ていただいている。ケントスを愛してくださる方々に支えてもらっています」と話す。年末でケントスを卒業する予定だが、「これからもわくわくする楽しい場所であってほしい」と期待を込めた。

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