先延ばしグセを克服するには、安定した十分なエネルギーが欠かせない。実際、エネルギーが豊富であればあるほど、先延ばしに悩むことは少なくなる。
健康を増進し、エネルギーを高める習慣を身に付けることは、先延ばしグセを克服するのに役立つ。つまり、健康的な食生活を実践し、体調を整えることには、とても重要な意味があるのだ。
このことは誰にとっても明らかだろう。もし睡眠が不足し、ストレスを抱え、酒を飲みすぎ、ジャンクフードを好きなだけ食べているなら、まずはその生活習慣を見直すべきだというのは、多くの人が納得できるはずだ。
先延ばしグセを本気で克服したいなら、健康とエネルギーの管理にも真剣に向き合う必要がある。まずは、十分な睡眠をとり、バランスのとれた食生活を心がけ、定期的に運動をすることが大切だ。さらに、時間とお金を使って、質の高い睡眠、適切な栄養、効果的な運動について学ぶことも重要である。
筆者自身の経験から言えるのは、睡眠と栄養の状態を改善し、運動の習慣を取り入れ、健康全般を整えたことが、人生を大きく変えるきっかけになったということだ。逆に、酒を飲みすぎたり、ジャンクフードを食べすぎたり、睡眠不足が続いたりすると、先延ばしグセがひどくなる。疲れているときに、先延ばしを克服するのはとても難しいからだ。
意思決定はハードワークである。決断の内容にもよるが、意思決定をする際には、よい点と悪い点を考え、決定に責任を持ち、さらに道徳的な問題についても悩むことになる。これは大きなエネルギーを必要とするプロセスのため、「決定による疲労」と呼ばれる現象につながる。決定をたくさんすればするほど、判断力が落ちてくるのだ。
全ての決定にはエネルギーを使う。だが残念なことに、それは意志力を発揮するために使うのと同じエネルギーである。だから決定を下すたびに、意志力のタンクにある燃料を少しずつ使う。その上、決定が困難であればあるほど、より多くのエネルギーと意志力が必要になる。
1日のスタートを切るとき、エネルギーと意志力は満タンである(一晩、熟睡した場合の話だが)。そこから何かの努力をするたびに、タンクの燃料を少しずつ引き出し、徐々に減って最後は空っぽになる。例えば、朝食に何を食べるかを選択することはエネルギーを少し使う。その日に着るものを選ぶのも、仕事の前にジムへ行くかどうかを決めるのも同様だ。
マーケティングの専門家は以前から「決定による疲労」を知っていた。だからレジ横にキャンディーなどの甘いものを配置するのだ。買い物をしながら決定を下すたびに血糖値が下がる。商品を選んでレジに向かう頃には、入店したときよりも血糖値を上げようとして甘いものが欲しくなる可能性が高くなる。
うれしいことに、決定数は減らせる。先延ばしグセの克服や、その他の重要なことに取り組むための貴重な意志力を節約するのに役立てられるのだ。
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