GPTsにはBuilderというカスタムAI作成機能があります。
これはユーザーが独自にAIをカスタマイズして共有できる機能です。自分でGPTsを作るイメージです。
やり方はとても簡単。GPTsを作るメニューを選ぶとGPT Builderというチャット画面が表示されます。
画面の左側のBuildeのチャット画面に作りたいAIの仕様を文章で指示するだけです。例えば、「プロのカウンセラーとしてユーザーと対話して、3回、価値観に関する対話をしたら、性格診断レポートを出力する」と言うだけでバリューインサイトカウンセラー(ChatGPTが命名しました)の出来上がりです。
右側のプレビュー画面で開発中のAIと対話できるので、何度も応答を試しながら、さらに追加で指示をGPT Builderに加えていくことができます。「もっと丁寧で優しい言葉遣いでユーザーと接して」のような詳細な仕様をいくらでも追加していけるのです。
GPT Builderでは、Configureという詳細設定タブを使うと、さらに詳細なAIの設計が可能です。
DescriptionにはAIの概要説明、InstructionsにはAIの動作の指示を入れます。そして、Knowledgeの項目には、学習させたい情報が入ったファイルをアップロードします。
例えば、本の一部をここにアップすると、その情報を使ってAIが返答するようになります。私は書評ブログをやっていますが、その記事を50冊分くらいアップすると、私の知識と言葉でおすすめ本を紹介する司書AIができました。
この方法での学習は、エンベディングほど本格的な学習ではなく、手元に本を置いておいて引用できるようにするというレベルの簡易的な能力強化ですが、手軽にカスタムAIが作れて便利です。
GPTsのディレクトリには世界中のユーザーが作成したAIが公開されており、自由に使えます。
プログラミングを手伝ってくれるAIだとか論文を書くのを手伝ってくれるAIのような専門特化したAIが登録されています。ここでは、有料で販売して利益を上げることもできるようになりました。
これらのAIを使えば世界がぐんと広がります。ぜひ試してみてください。
デジタルハリウッド大学教授兼メディアライブラリー館長。多摩大学大学院客員教授。早稲田情報技術研究所取締役。ブンシン合同会社CEO。翻訳者。IT戦略コンサルタント。
ビッグデータと人工知能の技術ベンチャー企業データセクション株式会社の創業者。同社を上場させた後、顧問に就任し、教育とITの領域でイノベーションを追求している。
デジタルハリウッド大学大学院では「テクノロジー特論 Bデータ」、多摩大学経営大学院で「先端テクノロジー・マーケティングイノベーション」を教える。
ChatGPTをはじめとする生成AIをテーマにした講演依頼が殺到。SNSでは常に最新情報を発信している。2024年1月デジタルハリウッドで生成AI教育プログラムを開発するブンシン合同会社CEOに就任し、生成AIの活用を教える「プロンプト・エンジニアリング・マスターコース」を創設し、自ら主任講師として教鞭をとっている。その他に、洋書を紹介するブログを運営しており、『WIRED』日本版などのメディアに書評を寄稿している。
著書に『データサイエンティスト データ分析で会社を動かす知的仕事人』(SBクリエイティブ)、『英語は10000時間でモノになる 〜ハードワークで挫折しない「日本語断ち」の実践法〜』(技術評論社)、訳書・共著に『アナロジア〜 AIの次に来るもの〜』(早川書房)、共著に『ブックビジネス ウェブ時代の新しい本の生態系』(実業之日本社)などがある。
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