土肥: お茶割りは関東でよく売れているということもあって、東京のコンビニが圧倒的に強いですね。渋谷や新宿の店舗が上位に並んでいますが、これはどのように見ていますか?
佃: 3年ほど前、少し気になる動きがありました。渋谷の道玄坂にあるコンビニで、よく売れていたんですよね。なぜ、その店だけ数字を伸ばしているのか。よく分からなかったので、現地で調査してみました。ですが、因果関係がよく分からなかったんですよね。
一過性のものかもしれないと考えていたのですが、その後も継続して売れている。やっぱり何か原因があるのではないかと思って、もう一度調査してみました。すると、若者が大きく関係していることが分かってきました。
道玄坂の店舗の近くに、ライブハウスがある。その会場で演奏しているバンドが歌いながら、お茶割りを飲んでいたんですよね。観客も、お茶割りを手に持って応援していました。というわけで、そのバンドがライブを行うときに、若い人たちがお茶割りを購入しているのではないか――。このような仮説を立てました。
土肥: 道玄坂のコンビニでは、どのくらい売れたのでしょうか?
佃: 正確な本数までは分かりませんが、一般的なコンビニの棚では、一列に10種類ほどの商品が並んでいます。缶チューハイの場合、人気商品で2本並んでいるケースが多いのですが、道玄坂の店舗では、お茶割りが棚一列を埋め尽くしていました。
土肥: 10本並んでいたということなので、人気商品の5倍ほど売れていたということですね。ライブハウスの近くの店舗では、お茶割りがよく売れていたそうですが、当時はかなり限られたエリアの話でしたよね。一方、直近のデータを見ると、ここ数年で若い世代の飲用シーンが広がっています。こうした変化を、どのように見ていますか?
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
ドンキ「152円ビール」じわり人気 “地味過ぎる”見た目になった深いワケ
わずか4分で1億円を突破! 飲めるのは「20年後」なのに、なぜキリンのウイスキーは“即完”したのか
なぜ若い人は「黒ラベル」を選ぶのか サッポロの“1人2杯まで”の店が示した、お客の行動変化Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング