1つ目は、手書き風の「丸文字」だ。情報があふれる時代において、一つひとつ手作りしたような丸文字をロゴなどに使っていて、これが心に引っかかるポイントの一つになっているのではないかということだ。
2つ目は「うんち」を登場させていること。あえてうんちを見せるようなゲームがない中、たまごっちでは、うんちを掃除する仕組みを発売当初から採用している。
そして、3つ目は「死」を扱っていること。1996年当時、死をテーマにする玩具は、ほとんど見当たらなかった。そのため、お世話したペットが死ぬというストーリーが目新しく映ったようだ。一時期、「死ぬ」のではなく「家出する」設定にしたことがあるが、やはり“生き物らしさ”を大事にしようと、2016年に元に戻した。
そうしたトゲが、他の玩具とは異なる“たまごっちらしさ”を生み出し、ユーザーの心に刺さったとバンダイでは考えている。それに加え、ペットの「育成」という普遍的な体験設計を貫いてきたからこそ長く愛されているのではないか、と辻氏は話した。
ちなみに、たまごっちでは、ユーザーの利用データはほとんど取得していないそうだ。技術的には可能だが、価格が上がってしまうため、遊びやすさや買いやすさを優先している。新製品や新機能の開発は、ユーザーから届く問い合わせや意見、マーケティング調査を参考に行っているという。
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