「格安・大容量コーヒー」東京で1日1000杯爆売れ 韓国発カフェの緻密な戦略(1/5 ページ)

» 2025年09月29日 08時37分 公開
[小林香織ITmedia]

 2025年1月、東京・虎ノ門に開業した韓国発のコーヒーチェーン「マンモスコーヒー」が好調だ。

 広告を打たず、WebやSNSでの発信や口コミを中心に人気を集め、周辺エリアで働くビジネスパーソンが続々と訪れるようになった。ランチタイムには、テークアウト待ちの行列ができるほどの盛況ぶりだという。

リピーターを中心に人気を集めている韓国発「マンモスコーヒー」(マンモスコーヒー提供)
取材に対応した金根佑(キム グヌ)社長。手に持っているのは、Mサイズ(左)とLサイズ(筆者撮影)

 同店の最大の特徴は、ブラジル産の厳選されたコーヒー豆を使用しながらも大容量・低価格で提供しているコスパの良さだ。1ミリリットル当たりの価格は、同じくテークアウト特化のコンビニカフェよりも大幅に安い(詳細はのちほど紹介)。

 こうした差別化戦略が現代人のニーズにハマり、韓国では2012年の創業ながら約900店まで規模を拡大している。日本国内でも事業成長の可能性があるとみて開業したところ、期待以上の反響を得ているという。10月20日には、同じく虎ノ門に2号店の開業を予定している。

 マンモスコーヒージャパンの金根佑(キム・グヌ)社長に、国内におけるマンモスコーヒーの成長戦略を取材した。

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