日産も、2025年のジャパンモビリティショーではコンセプトカーを展示しなかったが、今回は、高性能モデルである「オーラNISMO RS」をコンセプトカーとして展示。前後のモーター出力を高め、ワイドボディとして精悍(せいかん)さを増したモデルは小さなボディながら迫力満点で、商品力や訴求力の観点から見ても、モビリティショーの展示戦略において主役級になり得る存在だったといえる。
ホンダのブースは、ジャパンモビリティショーでお披露目したスーパーONEプロトタイプとプレリュードの無限バージョン展示に加え、新たにHRC(ホンダ・レーシング)ブランドの展開が発表されたことが目玉だった。また、米国生産の大型SUVも展示。展示の反響によって、検討している輸入販売の戦略を見極めようという考えが見える。
トヨタ系チューナーのトムスは、AE86型カローラレビンをフルレストアし、チューニングしたものを「トムスヘリテージ」というブランドブースで展示。レクサスLMなどのラグジュアリー路線とは別に、むしろヘリテージブースにスペースを多く割いていた。
トムスヘリテージのブースはシンプルでシックなムードで、フルレストア&チューニングされたAE86レビンを展示。かつてのF3マシンのテクノロジーを注入し、特別なAE86という雰囲気に仕立て上げていた(筆者撮影)現行モデルのクルマは、チューニングやカスタムの手が入る領域が少なく、ホイールやグラフィックなどデコレーションに近いカスタムが主流となっている感がある。それと比べると旧車は、シンプルな構造で改造できる領域も広く、修理やレストアと同時にカスタムを盛り込めることもマニアには人気のようだ。
レストアパーツ.comのブースには、AE86のホワイトボディが置かれていた。以前からAE86のボディパネルをリバースエンジニアリングで商品化してきたが、いよいよボディパネルの全てをラインアップできそうな状態になったという。台湾に車両を送り、現地の業者に一貫して加工を委託しているそうだ。
レストアパーツ.comのブースに展示されたAE86トレノのホワイトボディ。国内ではボディの供給は行わない方針だが、海外には出荷する可能性があるという。海外で拡大する旧車需要をカバーする役割を担うか(筆者撮影)
「残クレアルファード」はこうして広まった マイルドヤンキーとトヨタの“最適解”
スマホの「ながら運転」をどうやめさせるか カーナビの功罪とメーカーの対策
クルマの正月飾りはなぜ廃れたのか 季節感が薄れた時代のクルマ文化
タイヤはどこまで進化するのか ダンロップとブリヂストンが示す“次の一手”
「昔ながらの名車風」なぜ人気? 自動車メーカーが“過去の遺産”を利用する理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング