「布団のまま歩いているみたい」 相手にされなかった“着る暖房”は、なぜ売れたのか(5/5 ページ)

» 2026年02月01日 08時00分 公開
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顧客の不満からシューズも開発

 応援購入サービスを通じて寄せられる顧客の声を、製品にフィードバックする製造スタイルと、そのスピード感もファーブルの特徴の一つだ。

photo 顧客からの声も聞きながらアップデート

 「モモンガから出る足が寒い」という意見が届いたことをきっかけに生まれたルームソックスシューズ(一般販売6400円)もその一例。「1年中モモンガのことを考えている“濃度の高さ”と、これまでいただいたお客さまの声が当社の強み」と坂井氏は語る。

photo ルームソックスシューズ

 大手メーカーが類似品を投入する可能性についても、坂井氏は大量生産・大量販売を仕掛けるにはリスクがあると指摘する。独特なフォルムが万人受けしない可能性もあり、大手は参入しにくい側面もある。

 一方で、受注生産モデルには課題もあり、「欲しいときに買えない」状況が生じる。坂井氏は「日用品であれば在庫がないと困るが、モモンガは少し立場が違う。応援購入サービスの期間中に認知してもらい、シーズン中にお届けできるようにしたい」と説明する。

 ファーブル社は、2月中旬からは別の応援購入サービス「machi-ya(マチヤ)」でプロジェクトをスタートする予定だ。「着る暖房」が、さらにどれだけの支持を広げるのか。

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