ダイハツ工業は2日、同社初の量産電気自動車(EV)となる軽商用車「e−ハイゼット カーゴ」と「e−アトレー」を発売したと発表した。スズキも軽商用EVを3月末までに、軽乗用EVを2026年度中に投入する予定で、既に発売済みのホンダを含めた軽大手3強のEVが26年度中に出そろう。今夏には中国EV大手の比亜迪(BYD)も軽に参入し、顧客獲得競争が本格化する。
ダイハツが投入した2車種は トヨタ自動車、スズキと共同開発したEVシステムを搭載。薄型の大容量リチウムイオン電池を採用し、軽商用バンのEVでトップとなる257キロの航続距離と、ビールケース36個に対応する広い積載スペースを両立した。荷室はEVに買い替えしやすいように従来のガソリン車モデルと同じ寸法とし、外部への給電機能も標準装備した。価格は314万6千円から。
東京都内で開いた発表会で、ダイハツの井上雅宏社長は「国内販売の半分が商用だ。(今回のEVで)カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量の実質ゼロ)に貢献できる」と強調した。
また、軽乗用EVも「競合他社に遅れないタイミングで出していく」とし、BYDの参入は「顧客の選択肢が広がる」と述べて「3強+BYD」の新たな競争図がEV市場の活性化につながるとの見方を示した。
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