大手コンビニ各社が、10〜20代の若年層を新たな客層として取り込むため、韓国コスメ施策を相次いで打ち出している。
これまでコンビニの化粧品は、外出先や宿泊時など「急に必要になったから買う」緊急購買が中心だった。主力はベースメークやアイブロウ、リップなどが中心で、購入者も30〜50代が多かった。
しかし近年は、特定の化粧品ブランドや商品を目的に来店する「目的買い」へと変わりつつある。背景にあるのが、若年層を中心とした韓国コスメの人気だ。
ローソンは2023年3月から、韓国コスメ「rom&nd」(ロムアンド)と共同開発した「&nd by rom&nd」(アンド バイ ロムアンド)を展開している。韓国コスメ人気を追い風に、10〜20代の若年層を取り込みたい考えだ。
リップティント「グラッシーボムティント」(5種類、780円)やマスカラ「メロウボリュームマスカラ」(2種類、980円)、アイシャドウ「メロウアイパレット」(3種類、1350円)、ファンデーション「メロウマットクッション」(2種類、1580円)など全11カテゴリーをそろえる。発売直後の3日間で約30万個を販売し、2025年12月時点でシリーズ累計680万個を売り上げた。
ローソンの担当者は「以前のコンビニコスメで売れていたのは『ないと困る』ベースメークなどの商品で、顧客層も30〜50代がメインだった。10〜20代の新たな客層を拡大するため、新しく開発した」とコメントした。
rom&ndを選んだ理由については「10〜20代を中心に絶大な人気があり、商品のシリーズごとに世界観を作り込んでいて、SNSのコミュニケーションが非常に長けている『rom&nd』から姉妹ブランドとして発売するに至った」という。
商品のサイズを小さめにしているのも特徴だ。「コンビニでも手に取って頂きやすい価格帯、持ち運びやお試しで使用されることも想定したサイズ感として、小さいサイズにしている。ドラッグストアやバラエティショップで展開しているトレンド商品をちょっとだけ試したい方も、小さいサイズであれば手に取りやすいと考えている」と説明する。
2025年3月には、30代以上を想定した新ライン「&nd by rom&nd Greige」(アンドバイロムアンド グレージュ)も投入。より日本人向けの色味や形状を意識し、客層の拡大を図っている。
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なぜコンビニが“ゲーセン化”しているのか ファミマ、クレーンゲームなど5000店舗に拡大Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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