コンビニでは以前から化粧品を扱ってきたが、主な購買動機は外出先や宿泊時などに「急に必要になったから買う」といった緊急需要だった。ベースメークやアイブロウ、リップなど、化粧をする上で最低限必要なアイテムをその場しのぎで購入するケースが多かった。
しかし韓国コスメのコンビニ展開では「その商品を買うこと自体」を目的に来店する客が増えているという。従来のコンビニコスメに比べてリピート率も高まっている。
例えばローソンでは、これまでベースメークなどの商品が主に30〜50代の方を中心に売れていたが、「&nd by rom&nd」では発売当初からリップティントやアイシャドーといった「カラー物」がMZ世代に好評だったという。
ファミマの担当者も「他の化粧品ブランドと比べて、同じアイシャドーやティントを色違いでまとめて購入するお客さまが多い。気分で使い分けたり、購入品を写真に撮ってSNSに投稿したりするといったニーズもある」と話す。
若年層を中心に小さめのバッグが流行していることもあり、ミニサイズの化粧品への需要はコンビニの韓国コスメに限らず広がっている。小さめのリップやチークを新たに展開する化粧品ブランドも増えている。
セブンの担当者は「『買い物で失敗したくない』という意識が強くなっており、『多少割高でも小容量を試したい』『使いきれる量目を買いたい』というニーズが増えている。ミニサイズという提案が非常に理にかなっていると感じている」と話した。
コンビニ店舗では基本的に化粧品を試せるテスターを設置していない。そのため、小さめのサイズの方が気軽に買いやすいという狙いもある。店頭で確認できないコスメの色味や質感については、公式SNSなどを通じて発信する。
コンビニ各社は、若年層の来店動機をどう作り出していくのか。今後の戦略に注目が集まる。
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なぜコンビニが“ゲーセン化”しているのか ファミマ、クレーンゲームなど5000店舗に拡大Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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