日本の社長、平均60.8歳で過去最高に 引退はじわり早期化(1/2 ページ)

» 2026年02月18日 05時00分 公開
[ITmedia]

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 帝国データバンクが実施した調査によると、株式または有限会社を率いる社長の平均年齢は2025年末時点で60.8歳だった。2024年から0.1歳上昇し、30年前と比べると5.4歳高くなった。

社長の平均年齢は?(提供:ゲッティイメージズ)

 集計可能な1990年(54.0歳)以降、35年連続で平均年齢は上昇し、過去最高を更新した。合資・合名の代表社員や理事長、学校長などを含む全法人の平均年齢は61.7歳で、前年から0.1歳上がった。

 全企業のうち、2024年から2025年にかけて社長が交代した企業の割合は3.84%だった。前年(3.75%)から0.09ポイント上昇し、4年ぶりに増加へ転じた。ただし、リーマン・ショック翌年の2009年(4.34%)や、コロナ禍直後で事業承継の動きが加速した2021年(3.92%)と比べると、依然として低水準だった。

社長の平均年齢・社長交代率の推移(出所:プレスリリース、以下同)

 社長交代時の年齢については、引退する社長は68.5歳(前年比マイナス0.1歳)、新社長は52.8歳(同プラス0.1歳)だった。交代に伴う平均年齢の変化幅は15.7歳だった。

 帝国データバンクは「事業承継を行う社長の引退の早期化が徐々に進む一方で、引き継ぐ新社長の年齢が上昇しており、若返り幅は近年、縮小傾向で推移している」と分析。2025年は物価上昇や人手不足、インボイス制度の本格運用など、中小企業の経営環境が厳しく、交代を先送りする動きもみられた。

社長交代前後の平均年齢変化

 年代別では「50代」が最も多く、30.0%を占めた。「60代」は27.5%と前年から0.7ポイント増加し、過去15年で最大の伸びとなった。50代の内訳では「58歳」が最多で、今後も60代の割合が増加するとみられる。「70代」は19.5%、「80代」は5.6%だった。

 一方で「30歳未満」は0.2%、「30代」は2.8%にとどまった。

社長年齢別の構成比
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