リカバリーウェアに注力する背景として、物価高による生活防衛意識の高まりがある一方で「本当に必要なもの」には付加価値を求める消費傾向があるという。
リカバリーウェアは2025年の新語・流行語大賞にノミネートされるなど、社会的な注目度も高まっている。イオンはこれを「ふだん着の延長」と位置付け、ファミリー層への浸透を図る考えである。
全国約600店舗という国内最大級の実店舗網も強みだ。血流スコープを用いた体験型マーケティングを展開し、顧客自身が血流の変化を視覚的に確認できる「見える化」によって、機能への納得感を高める。
近年はワークマンなどの競合が相次いで参入しているが、イオンリテールの小田嶋淳子執行役員は「後発だとは考えていない」と語る。
イオンは2018年からセリアント素材の商品化に取り組んできた。約8年にわたり知見を蓄積してきたという。
「長年のノウハウを基に医療機器としてのエビデンスを整え、満を持して進化させたのが『EX セリアント』である」と小田嶋氏は強調する。
インナーからルームウェアまで「24時間、身体を整える」というトータル提案と、医療機器としての信頼性。これらを武器に、2030年に1700億円規模へ成長すると見込まれるリカバリーウェア市場で、圧倒的なシェア獲得を狙う構えだ。
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