ファミマは社会貢献活動にも取り組む。家庭で余っている未開封のペットフードを店舗で回収し、保護猫などの食事支援につなげる「ペットフードドライブ」を実施する。
2025年に実施した際は、全国で「2948匹の猫の1日分」に相当するペットフードが集まり、保護団体を通じて活用された。2026年は、希望した自治体や猫好きの加盟店を中心に、実施店舗数を前年の約2倍にあたる9店舗へ拡大する。
2023年から実施している「ファミリ〜にゃ〜ト大作戦!」では、2025年に過去最高の売り上げを記録した。
担当者によると、スイーツやパン、菓子、日用品など複数カテゴリーを横断する企画の中でも、猫の日施策は「複数個まとめて購入される方が多く、通常のキャンペーンよりも併買率が著しく高い傾向がある」という。SNSでも「全部買いたくなるかわいさ」「推し猫を選ぶのが楽しい」といった声が寄せられている。
担当者は「単なる『季節のキャンペーン』から、お客さまにとって『2月の恒例イベント』へと定着させることを狙っている」と話す。
コアターゲットは「猫を飼っている・いないにかかわらず、猫モチーフに癒やしを感じる女性客層」だ。実際、キャンペーン期間中は女性客の比率が大きく高まるという。
ファミマのアプリ「ファミペイ」の会員1502人を対象に実施した調査では、「猫が好き」と回答した人は69.8%に上った。一方で、2025年の猫の日キャンペーンで商品を購入した人のうち、56.2%は「猫を飼ったことがない」層だった。
担当者は「事情により飼えない人を含む“猫関心層”が、猫の日商戦を支える重要な存在だ。本施策はペット関連の枠を超え、『癒やし』や『デザイン消費』の文脈で支持されている」と分析する。
実際に、猫モチーフの商品を購入した理由として最も多かったのは「かわいいから」で、72.9%に達した。「おいしそうだったから」(10.7%)や「SNSで話題だったから」(1.3%)を大きく上回り、味や機能性よりも視覚的な魅力や感情的なときめきが、購買のきっかけとなることがうかがえる。
ファミマの担当者は、ネコノミクスの拡大について「今後も非常に重要な継続テーマになる」と話す。猫の日は単なる記念日ではなく、消費を動かす一大イベントに成長しつつあるようだ。
ファミマ、広告関連の売上400億円へ 細見社長「コンビニはメディアに進化」
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