「全社員AIワーカー化」を通じた業務効率化と生産性向上の取り組み
【開催期間】2026年1月27日(火)〜2月25日(水)
【視聴】無料
【視聴方法】こちらより事前登録
【概要】クレディセゾンでは2019年より内製開発を武器としたDXを推進してきました。本年度からは「CSAX戦略」を掲げて全社員にChatGPT Enterpriseを配布。「全事業部、全社員の業務を、AIを前提に再設計」し、2019年からの累計で300万時間の業務削減を目指します。本セッションではCSAX戦略の全容と、パイロットプロジェクトで得られたROIや成果についてお話しします。
この記事は、冨田到氏の著書『知的生産でAIを使いこなす全技法』(かんき出版、2025年)に、かんき出版による加筆と、ITmedia ビジネスオンラインによる編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。
AIが出力する回答を「たいして参考にならないなあ」と感じたことはないだろうか――。
生成AIを活用した調査代行サービスを提供する冨田到氏は「AIエージェントを役立てるためには、あなた固有の背景情報(コンテキスト)を与える必要がある」と話す。コンテキストの有無で、AIエージェントの回答がどのように変わるのか。また、そのような変化はなぜ起こるのか。
AIエージェントの知性をあなたの仕事に役立てるためには、あなたの固有のコンテキスト(背景情報)を渡す必要があります。コンテキストとは、AIがあなたの質問や指示を正確に理解し、的確な回答を返すために必要な以下の「背景情報」「前提条件」「関連情報」のすべてを指します。
コンテキストを渡さなければ、AIエージェントはありきたりな回答を行い、あなたの悩みや興味関心に沿わず、ビジネスでもあまり役に立たない存在になってしまいます。
ここでは、背景情報を生成AIに渡す技法を学び、AIエージェントをあなたの状況を理解した「パーソナライズされた相棒」にできるようにしていきます。
本記事の内容を実践することで、あなたはAIエージェントから「あなたの業界や仕事に特化した実用的な提案」を引き出せるようになるでしょう。そして、この実用的なAIエージェントを、あなたの知的労働を代替する「思考装置」として育てていく技法をお伝えしていきます。
コンテキストの入力の実験を通じて、同じ質問でもコンテキストがあるかないかで、AIの回答がどれほど変わるかを実際に体験してください。
今回は、米Anthropicの「Claude」という生成AIを使ってみましょう。Claudeは他の生成AIサービスよりも速く過去のチャット履歴を検索したり、米Googleなどの外部サービスと連携して情報を活用したりと、ユーザーの背景情報を呼び出す仕組みを実装してきました。そのため、今回のテーマに適していると考えピックアップしました。
claude.aiにアクセスして、コンテキストがあるパターンと、コンテキストがないパターン、2つのパターンで同じ質問をして、コンテキストの有無による出力の違いを確認していきます。
まずはコンテキストなしの単発質問をしていきます。新しい会話で以下のように質問してみてください。ここでは、まずはシンプルに役割と目的を与えてみます。
Claudeは以下のようなマーケティング戦略を提案してきました。
回答が長いので要約させたものを以下に示します。
マーケティングコンサルタントとして基本的なSNS活用の提案をしたり、令和というキーワードを読み取って、ユニークなアイデアを提案してきたりしたものの、果たしてこれは本当に有効なアイデアでしょうか。
一見すると悪くはありませんが、あなたの顧客のニーズや会社、業界の特殊事情は一切反映されていないため、本当に良いアイデアなのかを判断することはできません。
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